ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
株式会社加藤組(笠松町・建設業)
【2025年4月 9日 更新】
- 年休取得率70%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 育児中の多様な働き方
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- 保育・子育て支援
- インターンシップ
- 地域連携
従業員数/男性12名 女性4名 計16名 ※2024年12月現在
エクセレントPOINT
①地域の守り手として、道路補修や災害復旧に対応
②職種転換や完全週休2日制・年間休日125日実現で、仕事と家庭の両立を支援
③中型免許の取得費用等、キャリアアップにかかる費用を会社が負担
面談で課題を共有、制度づくりに反映
建設業は地域インフラの整備・維持管理、災害時には最前線で応急復旧にあたる「地域の守り手」。道路建設や橋梁工事等に携わる加藤組は、会社付近の道路の補修が必要なときに身銭を切って対応するなど、地域への真摯な姿勢や災害時の迅速な対応等が評価され、これまでに数多くの表彰や感謝状を受けている。
男性中心の業界だが、多様な人材の活用のため、10年ほど前に女性従業員の新卒採用を開始。これまでに3人が入社し、役員による年3回の個別面談を通じて問題や課題、キャリア展望について共有・改善をし、3人ともに目標を持って業務にあたっている。配属についても思いを聞き、これまで現場で活躍してきた女性従業員は、結婚・出産を機に本人の意向で事務へと転換した。
従業員の状況に応じて働く環境の整備も行っており、育児との両立を理由に退職を考えていた女性従業員には短時間勤務制度の活用を提案し、仕事とプライベートの両立を全面的に支援。また、別の従業員からは、週休2日制の職場への転職を検討しているとの相談を受け、完全週休2日制に移行し、2015年に年間99日だった休日数を23年には年間125日まで増やした。
キャリアアップに向けても制度を拡充。23年からは中型免許の取得を会社負担とし、他にも公的資格の取得や技能講習の受講にかかる費用を負担している。安全管理にも余念がなく、車両・重機点検の報告、現場パトロールの報告、事故事例を共有する勉強会などを行い、高いスキルと豊富な知識で安全に働けるよう後押ししている。
地域の守り手として、地域インフラの整備や維持に携わる。
建設現場で活躍中の女性従業員。年3回の個別面談で問題や課題を共有し、職種転換にも柔軟に対応し、継続就労につなげている。