ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

明宝特産物加工株式会社(郡上市・食品製造)

【2026年4月13日 更新】

  • 年休取得率70%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性47名 女性23名 計70名 ※2025年10月現在

エクセレントPOINT

①部署の垣根を取り払ったコミュニケーションの創出
②新工場竣工による生産性と品質の向上
③食育の普及と雇用の活性化で地域振興に貢献

アイデアを出しやすい環境で働きがいを高める

 明宝特産物加工では、風通しの良い職場づくりを目指し、配属部署以外の業務を体験する機会を設けることで、他部署の苦労や優れた点を理解し、部署間の交流を深めて社内の一体感を醸成した。
 その結果、従業員同士の理解が深まり、業務の状況や家庭環境などお互いの状況を尊重し合う風土が育まれ、部署を越えた業務サポートが充実し男性従業員の育児休業取得にもつながった。
 また、改善提案書の投函箱を設置。トップダウン式では埋もれがちだった現場の声を掘り起こし、製造工程の見直しや製造効率を高めるアイデアを積極的に拾い上げ、環境を整備することで年間休日日数を大幅に増やすことに成功した。
 2018年に竣工した新工場の設計にも従業員の意見が取り入れられた。搬入から出荷までの動線を一本化して作業効率を上げ、一度に多品種の製造が行えるよう設備を拡充。旧工場に比べ生産性や品質が格段に向上した。
 会社の考え、そして従業員一人ひとりの考えを共有できる場の確立と技術面の進歩が、「自分たちの手で新たなふるさとの味を伝えていきたい」という思いがこもった新商品「郷の宝」の開発につながり、具体的な実績を生み出している。
 また元々第3セクターとして設立した経緯から、地元小学生に向けた出前授業の開催や、ジビエを使った商品開発への技術協力など地域貢献にも力を入れている。従業員の約28%がIUターンで就職しており、移住をきっかけに入社した従業員も多い。人口約1400人の明宝地域にとって約70人の従業員を抱える同社の発展は、地域経済に直結すると同時に、地場の魅力そのものが会社に人材をもたらしている。地域の活性化に貢献し、住民の暮らしを守る企業として、今後も地域密着の経営に尽力していくことを主眼に置いている。


若手職人が集まり“明宝ハムを超えてみせる”という想いから生まれた「郷の宝」。着々とファンを増やしている。


地元の小学校で開かれたハムづくり教室の様子。従業員自ら講師となり、子どもたちを対象にした食育活動を行っている。