イクメン・イクボスページ
株式会社五月商店 長良店
介護支援部
生川佑さん(岐阜市)
妻といつも話すのは
毎日を全力で楽しむこと。
1日1日を大切にして
生きていこうね、と
決めています
株式会社五月商店では、要介護者や高齢者の住環境整備に関わる福祉用具の販売・レンタル、住宅改修などを手がけています。長良店に勤務する生川佑さんは、福祉用具専門相談員として利用者に最適な介護用品の提案をするのが仕事です。2021年4月には育児休暇を取得し、家族で過ごす時間を大切にしたいと、家事も率先して行っています。
より多くの人の助けに
以前はグループホームの施設職員として働いていました。あるとき、福祉用具の営業の方が来ました。私は今9人の利用者様に対してサービスを提供していますが、その方は他の施設や在宅の利用者様を対応し、より多くの方々のより良い生活の手助けをしているとわかり興味を持ちました。結婚したら、いつか出身地の岐阜に帰りたいという妻の意向があり、3年前に神奈川から移住してきました。グループホームを辞め、岐阜で一から仕事を探すことになって、それなら興味のある福祉用具の営業をやってみようと思い入社しました。
現在は大勢のお客様が、ご自宅で快適に過ごせるためのお手伝いができて、とてもやりがいを感じています。まだ3年目でいろいろと勉強することばかりです。お客様が喜んでくださり、「ありがとう」と声をかけてくださるのもうれしいです。しかし、当たり前のことだけをやっていても、お客様に満足していただけません。常に丁寧な対応を心がけて、少しでも助けになれればと仕事に臨んでいます。ケアマネージャーさんから紹介をいただき、私たち営業がお客様のご自宅にうかがいます。ケアマネージャーさんから、お客様より「生川さんの対応がとてもよかった。良い人を紹介してくれてありがとう。」とお聞きした時はすごくうれしく誇らしい気持ちになりました。
気づいたときにやる
2021年3月に子どもが産まれ、妻が退院するタイミングで1週間、育児休暇を取得しました。前職のグループホームでは洗濯や掃除など食事も作っていました。妻より上手くやる自信はありませんが、前職の経験がいきています。妊娠中を含めて、妻の体調が悪そうだったり、大変そうだったりしたとき、その時々に応じて家事は普通にやってきました。ですから毎日決まった家事をするのではなくて気づいたときに、目の前の家事を私が率先してやる。今、私にできることをやろうと、いつも思っています。
妻の偉大さを実感
家事とは違って、子育てについては、私にできることは少ないです。妻は現在、仕事を休んで子育てに専念していますが、もし仕事を辞めて代わりに子育てをするよう言われたら、とても無理です。笑っているときも、泣いているときも、寝かしつけるときも、ずっと子どもに寄り添っている。すごいことだと感じました。育児休暇中、妻の偉大さを知りました。
私にできるのは、妻が疲れているときに、休憩をとる時間を作ってあげることくらいです。たとえば、子どもがなかなか寝付かないときなど、私が遊び相手をして、妻には少しでも休んでもらっています。子育てに関しては、妻頼りの部分が大きいですね。
あとは朝、子どもが起きるときにいっしょに起きて、寝室からリビングまでだっこしてくるなど、仕事に出かけるまでの間、できるだけスキンシップをとるようにしています。
何よりも家族を大切に
家で仕事はしませんが、今日こんなことがあった、1日どうだったなど、仕事の話はよくします。妻と話す時間を大切しています。早く帰れたときには、まだ子どもは起きていて、妻と私が夕食を食べているのをそばで見ている。そんなごく普通のことも、私にとっては幸せなひとときです。
私は家族が大好きなので、何よりも家族と幸せに生きていければいい、と思ってきました。私のなかでは家族が一番なのです。自分のことよりも妻のこと、子どものことを一番に考えています。その家族を大切にしていくためにも、仕事も頑張りたい。
自分が考えている以上に、人が自分のことを心配してくれるのは、とてもうれしいものです。私の兄がそういう人で、ぼくが悩んでいたときに「大丈夫か」と心配していつも声をかけてくれました。お客様に対して、そうできるよう努めていくことが、仕事での自分の成長につながると思っています。