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株式会社リーピー
玉井 貴之さん(岐阜市)
家事も育児も
「楽しもうとする姿勢」を大切に
上手く出来なくても
とにかく楽しんでやろう
岐阜市に拠点を置く株式会社リーピー。「WEBを中心とした地方創生支援」を事業内容として掲げ、WEBサイトの制作からWEBサービスの開発、人材紹介事業まで幅広く手がけています。主にマーケティングを担当されている玉井貴之さんは、2022年6月に第一子を授かりパパデビュー。約1ヶ月の育児休業を取得し、日々の子育てと奥様のサポートに奮闘しました。育児休業を通じて「子育ての大変さ、楽しさはパートナーと分かち合うべき」と感じたという玉井さん。育児休業期間が終わっても育児に終わりはないことも実感し、家族のためにも、そして自分のために仕事も育児も頑張ろうと意気込んでいます。
入社の経緯
以前は個人事業主として仕事をしていました。その後法人化を経てWEBサイトの運営を生業としていたのですが、ある時売り上げがガクンと落ちてしまいました。精神的にもやられてしまい、2〜3ヶ月ほど仕事もままならない状態が続いてしまいました。当時はまだ未婚だったのですが、「この状態のままでは、結婚したくてもできないんじゃないか」と不安を感じ、就職活動をすることにしました。リーピーに応募したのは、数ある求人の中でもひときわ異彩を放っていたからです。実は一次選考の書類審査で落ちてしまったのですが、それでも諦められずに猛アピールし、面接の機会をいただくことができました。採用が決まった時は嬉しかったです。
働き方は自分で選択
僕がリーピーで担当しているのは、主にマーケティングと呼ばれる領域の業務全般です。ホームページを軸にどのような集客戦略が必要かを検討してご提案したり、リーピーが作ったサービスの販売戦略を練ったりといったように、制作ではなく社内の相談役や社外へのコンサルティング業務を中心に任せてもらっています。カスタマーサポートや営業といった業務にも携わっていますが、出社するのは月に1回程度でほとんど在宅で仕事をしています。リーピーでは「『自由』と『責任』の両立」として、ある程度個人の働き方に裁量権が与えられており、僕だけでなく他のメンバーも「朝よりも夜のほうが集中できるから」と11時〜19時で勤務するなど、自分にとって一番効率の良い働き方を選択しています。この制度は在宅で仕事をするパパママにとってもありがたいです。僕も、子どもをお風呂に入れているときは業務中に30分ほど離席するという形を取らせてもらうことがあります。他にも、息子が泣き止まないとか、妻が洗濯物を干す時などは、子どもを仕事デスクの横に連れてきて一緒に仕事をすることもあります。このように、会社から与えられた仕事や責任を全うしていれば、ある程度自由な働き方を許容していただけるため、個人的には両立できている方ではないかと思っています。年間の休日は、有給休暇も合わせると最大140日以上にもなります。年末年始やお盆、GWには10日前後の長期休暇も取れますし、男性社員は10日以上の育児休業取得が義務付けられています。
育休を1ヶ月取得
僕は元々、子どもができたら育休をとりたいと思ってました。とはいえ、仕事のことも考えるとなかなかとりづらいものです。男性社員に育児休業取得が義務付けられていたとしても、僕はマネージャーとして部署を取り持っていることもあり、本当に長期間の休みをいただいてもいいのだろうかという葛藤がありました。ですが、先輩の男性社員の方からも「この時期は今しかないよ」「たくさん育休とっても、絶対足りないって思うから、しっかり取っておいたほうがいいよ」とアドバイスいただき、丸々1ヶ月間の育児休業に入らせていただくことにしました。先輩社員や社長自らが背中を押してくれたため、育休期間中もしっかり育児に集中することができたと思います。制度があるだけでなく、職場に育休を取りやすい雰囲気があったのは本当にありがたかったですね。育休後の現在も、働きながら家事育児に奮闘しています。玉井家では「誰が何をやる」といったような担当制ではなく、基本的には「手が空いた方がやる」というスタイルです。なので「これは毎回僕がやる」というものはあまり無いのですが、唯一子どものお風呂だけは必ず僕が入れるようにしています。これは至極当然のことなのですが、昼間に働いていると息子と遊んだりコミュニケーションを取れる時間がどうしても少なくなってしまいます。子どもはいつもお風呂に入ったらすぐ寝てしまうので。なので「寝てしまう前に、せめてお風呂だけでも」と妻にお願いしてやらせてもらっています。
何事も楽しむ
「家事、育児なら任せろ!」と自信を持って言えるほど家事・育児をすることができていないので大それたことは言えませんが、家事にしても育児にしても「楽しもうとする姿勢」が一番大切だと思います。仕事でもそうですが、「この仕事つまんない」と思いながら働くのは苦痛です。家事・育児も同じだと思います。「だるいな」「めんどくさいな」と切り捨てるのは簡単ですが、そうすると徐々に腰が重くなっていき、気づいたら妻や子どもとの間に大きな溝ができてしまう可能性もあります。これからパパになる方や、すでにパパとして頑張っている方へ「上手く出来なくても、とにかく楽しんでやろう!」と伝えたいです。きっと奥さんもお子さんも、そうやった楽しみながら前向きに頑張るパパの方がかっこいいと思うはずです!