イクメン・イクボスページ
株式会社リーピー
小森 真司(こもり しんじ)さん(岐阜市)
育休や子育てを通じて
視野が広がり
子どもと一緒に
成長できると実感。
出生時の経験がきっかけ
我が家の長男は超低出生体重児で、生まれた直後からその命と向き合う経験をしました。
元々サービス業界に長く従事していましたが、長男の出生を経て、家族との時間を大切にしたい、子育てや家族によりシフトした働き方をしたいという想いが一層強くなりました。
そんな時、偶然リーピーという会社が目に留まり、ここなら自分の理想を求めることが出来るのではないかと感じて、この会社に就職しました。
現在は営業職としてお客様のご要望はもちろん、Webマーケティングの観点から、どのようなWeb戦略を考えていけばいいか、そのためにどんな構成で、どんな設計をすると良いのかなど、コンセプト立案の上流工程から運用フェーズまでのコンサルティング要素を含めたご提案をさせていただくことが多いです。自治体向けのプロポーザルも担当させていただいています。
入社後、2人目を授かりましたが、同じように早産児として長く入院することになり、その時も、色々ありましたが急な休みなど会社には柔軟に対応していただけました。
子も父も成長する
子どもの保育園への送迎から一日が始まります。リーピーでは、働き方を選択することが可能で、出勤時間も自分で決められるため、送迎時も、忙しそうなお父さんお母さんを横目に、昨日の園での様子の張り紙などをじっくり見てから、出社しています。子どもは家で見せる姿と、園で見せる姿が全然違います。なるべく園のイベントにも参加して、子どものいろんな姿を見たいと思っています。
帰宅後は、子どもをお風呂に入れ、就寝までの時間を子どもと過ごし、寝かしつけます。洗い物をして、部屋の整理を終えたら、ようやく一人の晩酌タイムです。
自分がキレイ好きなこともあってか、掃除や片づけはあまり苦にならず、洗濯好きな妻と自然と役割分担する形になっています。
休日はほぼ子どもたち中心の生活で、その遊び相手が僕の役割です。なるべくいろんなことを経験させたい思いから、外に連れ出すことが多いです。
出生時の経験から、自然と子どもたちとの時間を大切にしたいと思うようになっていたので、育児をしているというよりは、一緒にいろんな時間を過ごせているという感覚です。子どもはすぐに大きくなっていきます。成長と一生懸命さを目にするたびに、自分も父として成長しなくては、と思わせてくれる存在に感謝しています。
両立しやすい社風
2人目の育休は、何回かに分けて取得させてもらいました。子育てと仕事の両立は本当に大変で、周りからのサポートや理解がないと孤立してしまいがちです。その点、リーピーにはファミリーフレンドリーなカルチャーがあり、子どもの都合による出勤・退勤時間の調整、欠勤などもチームとして柔軟に対応してもらえます。子どもが風邪をひいたときや、急遽妻が体調を崩した際には、「子の看護休暇」を取得してお休みをいただいたり、在宅をしたり、子どもの迎えに行くこともよくあります。
子育てメンバーの中には、仕事上のカレンダーに、「子守タイム」のように、育児の時間を確保している人や、男性社員でも1年以上育休を取得している人もいます。ここまで柔軟な環境を実現できる会社はなかなかないので、非常にありがたいです。
時には、プライベートで社員の家族と子どもも含めて交流することもありますが、仕事仲間の、会社での立場とは違った、パパ・ママの姿が見られるのも、新たな発見があって、良い機会になっています。育休や子育てを通じて、様々な視野や理解が広がるのも実感しました。
同じ経験を共有
個人的には、「イクメン」や「子育て参加」など、男性だけに使われる言葉、考え方が好きではありません。なぜならこの言葉の裏に、男性が子育てや家事をすることが特別であるかのような雰囲気を感じてしまうからです。男性が子育てや家事をすることを、単なる「参加」という枠組みにとどめてしまうのではなく、当然のこととして受け入れながら、男性も女性も自然な形で家事や育児をしていくのが良いと思います。
子育ては8:2の8くらいが大変なことばかりですが、残りの2が、何にも代えがたい、本当にかけがえのないものです。このかけがえのない時間は、決して当たり前に存在するものではありません。何気ない日常にも感謝することが大事だと、いつも自分に言い聞かせています。妻と同じことはできなくても、この貴重な体験を夫婦で共有しながら、同じ方向を向いていくことが一番大事なんじゃないかなと思っています。
まだまだ育児も家事も妻に任せていることも多く、決して褒められたものではありませんが、これからも「父」として、子どもの成長に負けないくらい成長していきたいです。