岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

「置かれた場所で咲きなさい」と、本から教わった
配属先で、自分ができることに
精一杯取り組むことが大事
なるようになる、の精神で!


十六銀行 個人営業部個人業務グループ調査役
市橋由紀子(いちはし ゆきこ)さん

【2016年3月28日更新】

女性の活躍を推進している十六銀行。市橋由紀子さんは、2014年12月に発足した「輝けなでしこ☆プロジェクト」に立候補したメンバーです。女性が十分に能力を発揮できる組織づくりのため、活動しています。

自分の発案で全営業店が動く
責任と手ごたえが大きい企画の仕事

 地元企業であり、通勤のしやすさから十六銀行に入行。2015年10月からは個人営業部で、個人のお客様向けポイントサービス「J-Pointスタイル」とMCIFシステム(マーケティング用の顧客情報データベース)の企画推進を担当しています。本部で企画の仕事をしていると、「自分が立てた企画で全営業店が動く」という怖さがありますが、その分反響も大きく、責任感が身に付きました。それまでは営業統括部や法人営業部で、法人のお客様向けのダイレクトチャネル(法人インターネットバンキングや専用ソフトによる企業の経理事務の合理化サービス)の企画推進や、PFI(事業者様への資金調達面のご支援)・産官学連携(公的機関や大学等への技術相談のコーディネート)、公務渉外も経験しました。

未経験の部署に何度も異動
試行錯誤しながら成長した

 本部勤務が10年以上となり、その間、法人インターネットバンキングのサービスが開始されました。銀行としても大きなプロジェクトだったシステム共同化や銀行合併にも携わりました。苦労はありましたが、大きな達成感が得られたプロジェクトでもあります。1つの仕事が終わるたびに、これ以上スムーズにできる方法はなかったか、次回はもっとうまくできるかと考えながら進んできました。これまでいろいろな部署に異動し、そのたびに担当業務が変わりました。最近の3年間だけでも4つの部署で業務を担当し、新しいことを覚える必要がありましたが、「配属されたところで、自分ができることをしよう」と考えてきました。どの部署でどんな場面に遭遇しても、過去の業務で関わった方々とのつながりが強い味方になってくれています。

「職場での女性応援」という
明確な目標に向かっていく

 2014年12月、「輝けなでしこ☆プロジェクト」が発足すると同時に、メンバーに立候補しました。トレンドである「女性を応援する」というテーマや、目的や目標が定まっていて曖昧さがないことに魅力を感じました。ずっと女性が少ない部署で男性と肩を並べてやってきましたから、その経験を活かしたいと思ったのです。また、「職場での女性応援」というと子育て支援が取り上げられますが、介護なども対象です。「子育て支援だけではない」と考えていたので、自分の意見を言いたいという思いもありました。とはいえ、やはり子育て支援は優先すべき大切なことですから、その取り組みが実を結びつつあるのはうれしいですね。これまで企業内保育施設設置に向けたプロジェクトへの着手や、「半日年次休暇制度」の導入が実現しました。

自分らしくリフレッシュして
感謝の心で仕事を頑張っていきたい

 仕事とプライベートの両立は特に意識していませんが、月一回のエステとマッサージ、家に帰ってからの晩酌は仕事を頑張るための楽しみです。また、休日の趣味は旅行。「リゾート地のホテルで海を眺めながらビール」、「温泉宿に早めにチェックインして名湯と料理を堪能」といった、ゆったりした行程が好きです。普段から読書を通じてイメージの中で非日常に旅立つこともあり、自分なりの方法でリフレッシュしています。
 私がこれまで長く仕事を続けることができたのは、銀行という職場も業務内容も自分に合っていたからだと思います。自分がここまでパフォーマンスを発揮できるのは、これまでのキャリアと人間関係があるからこそ。これからも周囲に感謝の気持ちを持って働きたいと思います。