「みきTFP事務所」を経営しファイナンシャルプランナーとして活躍する竹内幹さん。各務原市の生涯学習講座や大学での講師業、執筆活動もしています。また、子どもたちが楽しくわかりやすくお金の仕組みを学べる「子ども起業家育成講座」も開催。講座のさらなるパワーアップを目指し、前へ前へと進む日々を過ごしています。
悔しさをバネに
FPを目指して
まだ若かった頃、税金について質問しに行った際に「そんなことも知らないの？」というような対応をされて悔しい思いをしました。それによって「こういった経験をしているのは自分だけではないのでは？それならば、私がお金について分かりやすく伝えられる人になろう！」と一念発起、ファイナンシャルプランナー（FP）を目指しました。しかしFPの資格を取ったからといって、すぐに独立して仕事ができるわけではありません。子育てをしながら、金融関係の仕事をいくつか経験しました。子育てと仕事の両立が大変で独立することを諦めようと思った時期もありましたが、壁が立ちはだかる度に「本当にやりたいことは何？」と、自分に問いただしながら乗り越えてきました。FPの仕事は、ひと言でいうと「夢の実現のお手伝い」。「マイホームが欲しい」「子どもを大学に行かせたい」などの夢を実現するために、クライアントとともにお金に関する悩みを解決する仕事です。一人の「働く女性」「働く母」の立場から、常に丁寧で分かりやすい説明を心がけています。
子どもたちに
将来に役立つ知識を
一人ひとりのお客さまと長くお付き合いできるのが、FPの魅力。幅広く色々な方々とお会いする機会があることも、この仕事を続ける上でよい刺激になっています。ケースバイケース、案件に応じた組み立てが必要になる点が難しくもあり、醍醐味でもありますね。実は私、小・中・高校時代とずっと体育祭の応援団をしていたんです。大学ではチアリーダー部の部長。今は「お客様の応援団」という気持ちで仕事にあたっています。ご縁があった方々に、「竹内と出会えて良かった！」と思っていただけるような仕事ができれば、最高ですね。
子ども向けにも講座を開いているんですよ。今、開催している「子ども起業家育成講座」では、子どもたちが地元企業から商品を仕入れ、チラシやポスターの制作、商品の陳列、接客、会計などを体験します。お金や流通の仕組みを子どものうちから理解できることを目指しています。これからも、楽しく学べて子どもたちの将来に役立つ知識を伝えていく場として機能できればうれしいです。
コーヒータイムと
登山でリフレッシュ
仕事に対しては「自分のやりたいことに取り組んでいる」という気持ちで向き合うようにしています。それでも、ほっとできる時間は必要。私は朝のコーヒータイムを大切にしています。どんなに忙しくても、豆を挽いて丁寧にコーヒーをいれるんです。また、趣味の登山もよい息抜きになっていますね。少しでも時間があれば近場の山に登りますし、たまに遠出をして登山に没頭する時間も設けています。そういった自分だけの時間があってこそ、仕事にもフレッシュな気持ちで向かえるのだと感じています。
迷った時は
とりあえず前へ
座右の銘は「やらずに後悔するより、失敗してでもやった方がずっといい」。どうしようかなと迷った時は、とりあえず前に進んで実行してみる。それが失敗でも、失敗から学ぶことも多いはずですから。身近な目標は、「子ども起業家育成講座」を、パワーアップさせた内容にすることです。今後は地域の人たちや行政を巻き込んで、より意義のある活動、場にしていきたいという夢があります。各務原市ではまだ誰も実現させていないような、新たな仕組みをつくっていきたいですね。
