レンジフードファンやエアーカーテンなど、あらゆる換気送風機器の製造を手掛ける、株式会社協信。16年の勤務経験を活かして、皆から頼られる存在であるのが水谷千恵さんです。入社当初は組立部門で、製造現場を担当。その後生産管理部門を経て、現在は営業課に在籍しています。
さまざまな部署を経験
仕事と向き合ってきた日々
入社当時、商業高校出身である私は事務所での勤務を希望していました。しかし、配属されたのは組立部門。製造現場での勤務となり、戸惑ったことを覚えています。慣れない業務に悪戦苦闘の日々。熟練の社員が周りに多い中、私は唯一の新人で、いつも作業が遅かったと思います。時には組立作業が上手くいかず、心がくじけそうになったこともありました。
ある日、そんな私に上司が「入社当時に希望していた事務所の仕事は、今でもやる気はあるか」と聞いてくれた時がありました。そして2年半が経った頃、生産管理部門へ異動になりました。生産管理部門は、各部門の生産進捗状況を管理し、出荷までを見守る部門。上司の計らいにより、現場から離れることになりました。当時の私は、組立部門の作業にも慣れてやりがいを見い出してきた頃。事務所での勤務を希望する気持ちは薄れていましたが、私の言葉を上司が覚えてくれていたことに感動しました。
生産管理部門で9年勤めた後、現在は営業課に在籍。製造スケジュールを立て、お客様の希望をうかがい、現場へ的確に伝える業務を主としています。営業課では4年目。かつての経験を活かし、お客様と現場をつなぐ存在となれるよう、日々、試行錯誤しています。
お客様を笑顔にする仕事を
仲間と心をひとつに輝く人材となる
仕事で意識しているのは、助け合いの精神です。営業課は4人という少人数体制なこともあり、チームワークは必須。短い納期で製品を仕上げなければならない場合など、部門を超えて全員で手を取り合い、業務に取り組みます。
営業課はお客様のご希望をできるだけ叶えたいと思っています。お客様により良い商品を届けるために、どのようにすれば製造担当者がスムーズに進められるのか、いつも意識しています。スケジュールによっては、製造現場で作業を手伝うケースもあり、組立部門で身につけた知識を活かせています。
弊社のスローガンは「小さくても、キラリと光る企業でありたい」。私はこの言葉が大好きで、そのような人材になりたいと感じています。仲間と手を取り合い、一つひとつの業務に全力で取り組み、お客様が笑顔になる商品を届けていきたいです。
仲間とのつながりを大切に
自らをも高める最高の仕事を
社会人にとって最も大切なものは、信頼だと思います。これまでの経験からも相手との信頼関係に助けられ、その重要性を再認識したことが多々ありました。
お客様から短い納期の注文を受けた時は、現場に依頼しにくいものです。メールや電話など、顔を合わせないで用件を伝えると誤解を招いたり、反感をかったりする時があります。気持ちや意思は、活字や声だけでは伝わりません。相手はこちらの表情や雰囲気から気持ちを感じ取り、物事を理解します。
普段から挨拶や声掛けなど、コミュニケーションをとって信頼関係をしっかりと築くよう心がけています。複雑な内容や大切なことは、相手に会って直接相談します。そうすれば、より良い仕事ができると思っています。
私は高校を卒業してから、ずっと株式会社協信で働いてきました。16年、同じ会社で楽しく情熱を持って勤務できているのは、仲間の存在があるからだと思います。現場と営業で信頼関係を築き、皆が同じ思いで働いている恵まれた環境です。これからは、今まで学んできた経験をさらに活かし、会社の魅力をお客様に伝えられる営業ができればと思っています。そして、お客様を笑顔にできるよう貢献したいと、強く思います。
休日を充実させる多様な趣味
活力を生み出す元気の源！
日々の息抜きとして、国内旅行をすることが多いです。温泉が大好きな私は、よく友人と行き、ゆっくりと温泉につかり、おいしいものを食べてリフレッシュをしています。下呂温泉などの近場なら行きやすいですね。
最近は一人旅にも挑戦しました。3泊5日で香川県、徳島県、愛媛県を観光。おいしい食べ物や、美しい景色、地域住民の方々などと触れ合い、たくさんの刺激を受けました。「休み明けからも、また仕事をがんばろう」と前向きな気持ちにもなれました。会社も有給休暇の取得にはとても理解があり、旅行のためにありがたく休暇をいただいています。
ほかにも、国内アーティストのライブ鑑賞を趣味としています。東京や大阪など、遠方のツアーに参加する時もあり、ライブ仲間もいます。好きな歌手の曲を聴いて、仲間と騒ぎ、思いっきり楽しむと、日々の疲れも飛んでいきます。
プライベートを充実させることは、とても重要だと感じます。毎日一生懸命に働いているからこそ、旅行やライブに行けますし、楽しみも増えていきます。しっかりオンとオフにメリハリを付け、仕事ではやりがいや責任感を持って臨むことが大切です。
