岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

会社という組織で働く中、
無駄なく業務をこなすには
日々の時間と作業効率向上が
大切だと気がついたんです


タック株式会社企画管理本部企画管理部企画・財務チーム・チームマネージャー
岩田弘美(いわた ひろみ)さん(大垣市)

【2018年6月 5日更新】

大垣市に本社と、イビデン&タックソリューションプラザ(ITプラザ)を置くタック株式会社。イビデングループのIT子会社として、グループがグローバルに展開する事業の下支えと、さらに医療情報システム導入ベンダーとしてヘルスケア分野におけるオリジナルパッケージ商品の健診システム・リハビリテーション支援システムを全国展開しています。岩田弘美さんは、企画管理本部の企画管理部企画・財務チームのチームマネージャーの立場から業務に携わっています。

チームをまとめながら成長
新たな知識を増やしていく

 私は、企画管理本部の企画管理部企画・財務チームに所属し、チームマネージャーを務めています。予算策定・月次の損益管理・経理財務など、会社内部の数字をまとめる業務を担当しています。チームメンバーは、正社員と派遣スタッフを含めて7人です。若いメンバーに囲まれて刺激を受けながら、仕事をしています。社内外に公表する重要な情報を扱っているため、もちろんミスは許されません。責任感が強まるとともに、やりがいも感じています。
 社内でのルーティンワークが多いため、同業種の展示会やセミナーへ足を運び、新しい情報を積極的に収集。外部環境や事業の変化などに合わせて、その都度、業務を柔軟に対応するようにしているんです。会社全体で「人財育成」を後押しする風土・環境も整っています。フットワークをもっと軽くして、今後もさまざまな知識を吸収していきたいと思っています。

営業職を経て経理の部署へ
全体を見通せられるように

 大学では経済学を専攻。卒業後は、タック株式会社にシステムエンジニア(SE)として就職しました。その後、営業の部署へ異動しましたが、出産を機に約1年間、育児休業を取得。職場復帰後は、営業事務として営業担当者のサポートに徹していましたが、「小さな子どもがいては、お客様最優先で動かなければならない『営業』という仕事は難しいだろう」という当時の上司の配慮から、現在の部署へと異動になりました。
 異動した直後は、営業現場で再び活躍したいという思いを抱えていましたが、営業職を経たからこそ、第一線に立って活躍する営業や開発の社員、その先にいるお客様を思いながら企画管理本部の職務にあたることができました。社内の各組織の役割や動きが理解でき、点と点が線でつながったんですね。上司の対応には大変感謝しています。

偉人の名言を心に刻んで
仕事と家庭を両立していく

 経営者であり、一般社団法人日本経済団体連合会の会長を務めた土光敏夫(どこう・としお)さんの名言「会社で働くなら知恵を出せ。知恵のない者は汗を出せ。汗も出ない者は静かに去っていけ」は、私が心に留めている言葉です。30歳になった頃、私自身の中でようやく仕事に対する責任感がしっかりと芽生えてきました。入社から27年以上が経ち、部下には「10年、20年後に自分がどうなっていたいか」をイメージするよう、アドバイスしています。これは、かつての上司から問いかけられた言葉なんです。私自身、自分の将来の姿を想像しながら充実した日々を過ごすと、大きな流れにのって少しずつ成長できました。指導する立場となった現在、毎日、部下一人ひとりに「将来の思いを持つ大切さ」を話しています。
 私が仕事に打ち込めるのも、家族の理解があってこそ。夫と19歳の一人息子、義母と暮らしており、私が忙しい時は不便をかけていますが、家事を協力してくれてとても感謝しています。
 長年の趣味はゴルフ。時間がなかなか作れずにいてご無沙汰だったのですが、数年前から再び本格的に始めました。夫婦で近隣のゴルフ場を回り、リフレッシュと体力作りに汗を流しています。健康を維持しながら定年まで働くことで、会社に貢献したいです。