岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

女性管理職として
知識と経験を積み
やらされるのではなく
自分の意志で盛り上げたい


株式会社アルティー 課長
服部典子(はっとり のりこ)さん(中津川市)

【2019年4月25日更新】

木材建材事業から住宅建設、電気機械器具製造業、道路交通安全施設業、プレカット事業まで、幅広い事業を展開するマルヤマグループ。そのグループ会社の一つ、株式会社アルティーで、プレカットのCAD入力を担当しているのが、服部典子さんです。一つ入力を誤れば、現場がストップ。そんなプレッシャーのなかで、女性管理職として奮闘しています。

「働くなら地元がいいよ」
そんな恩師の勧めで就職

 私は中津川市出身。高校も地元の中津高校を卒業しました。高校卒業後は、名古屋市にある東海工業専門学校CADドラフト科に進学。進学時は明確な夢を持っていた訳でなく、単純に家を見るのが好きで、住宅展示場に見に行っていたので、漠然と家づくりに関われるといいなと考えて進路を決めました。
 当時は地元に帰りたいと考えておらず、名古屋での就職を考えていました。しかし、恩師から「働くなら地元がいいよ」と勧められ、地元企業をいくつか紹介してもらいました。そのなかに現在勤めているマルヤマグループがあり、新卒で入社したんです。

自分のミスで現場が止まる
日々、プレッシャーと戦う

 現在の仕事はプレカットのCAD入力。プレカットとは、住宅の骨組みなどに使う木をすぐに組み上げられるように、事前に加工することです。作業の流れとしては、まず打ち合わせを行い、大きさなど仕様に沿った数値の入力作業、必要な資材の算出と発注、そして加工へと進み、現場へ届けられます。CADに入力する際に、少しでも数字を誤ると、部品が合わずに現場の作業がストップしてしまうため、責任重大です。ミスなく行って当たり前という仕事ですので、プレッシャーも大きい。そのため、何事もなく完成した時は、ほっとしますね。
 一つの物件につき、最初から納品までに1カ月から2カ月程度かかりますが、家づくりは大安に合わせてスタートする時が多いので、期日に追われて遅くまで残業する場合もあります。そこで、業務が集中しすぎないように、できるだけ前倒しにできるよう声掛けし、余裕のある仕事ができるようにしています。

一つひとつ学びながら始めた
管理職としてのキャリア

 2年前に課長に昇進し、管理職になりました。今夏からは上司が抱える仕事を引き継いだため、以前より業務量が増えています。一つひとつ上司に教えてもらいながら、増えた仕事に慣れるようがんばっています。しかし、管理職としてのマネージメントは、まだ何も手を付けられていません。
 今後は自発的に行動し、自分が会社を盛り上げていけるようになりたいと考えています。時間を調整しつつ知識を身につけ、部下や仕事に対して積極性をもって向き合っていきたいです。

仕事もプライベートも
夫とともに充実させたい

 一昨年、結婚しました。仕事を精力的に続けられているのは、夫に支えられているから。繁忙期に帰りが遅くなったりすると、洗い物や洗濯など引き受けてくれるので、すごく助けられています。
 休みの日は一緒にゴルフに出かけます。昔から自己流でしていたのですが、5年ほど前に本格的に教えてもらうようになって、スコアがどんどん上がり、楽しくなりました。コースを歩くのは健康維持にも役立ちますし、自然の中でゆったりゴルフを楽しむのは気持ちがいいです。80歳まで続けたいですね。
 海外旅行にも行きたいです。そうした楽しみでリフレッシュしながら、仕事にも打ち込んでいきたい。仕事とプライベートのオンオフの切り替えをしっかりして、どちらも充実した日々を送りたいと思っています。