岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

お客さまからの
「ありがとう」にやりがいを感じ
正職員へキャリアアップ
岐阜信用金庫ファンを増やすべく
日々の業務に取り組んでいます


岐阜信用金庫穂積支店
井川栄里香(いかわ えりか)さん(岐阜市)

【2020年7月10日更新】

事務職パートを経て、年金を専門に扱う「さわやかアドバイザー」(当時)として活躍した後、2018年から正職員として働いている井川栄里香さん。アドバイザー時代に培った年金の知識のほか、預金や資産運用など、顧客のマネーライフをサポートしています。朗らかで、イキイキと話す姿が印象的な井川さん。「ありがとう」の声をやりがいに、顧客に寄り添っています。

もっと仕事を頑張りたいと
「さわやかアドバイザー」から正職員へ

 岐阜市内の企業で働いたのち、事務職パートとして岐阜信用金庫に入庫。その後、年金業務を専門とする「さわやかアドバイザー」(当時)として、フルタイムで勤務しました。年金は、金額が改定したり必要な書類がたくさんあったりと、個人で手続きを行うのは大変。そこで岐阜信用金庫では、年金受け取りに必要な申請などをサポートしていました。未統合記録が見つかった結果、年金受給額が増額した例もあり、お客さまから感謝されたことも少なくありません。
 「さわやかアドバイザー」に就任した頃は、「人と何を話していいかわからない」と不安いっぱいでしたが、実際に業務に就いてみると、想像以上にやりがいのある仕事でした。お客さまからの「ありがとう」に喜びを見出し、成績上位者として表彰されるまでに仕事に没頭しました。
 その後、子どもたちが高校生・大学生となり、子育てがひと段落したころ、正職員での勤務を希望。さらに、息子や娘が勉強やスポーツを頑張る姿を見て、私も仕事にやりがいをもって取り組みたいという意欲がわいてきたことも、正職員を志した理由のひとつです。
 正職員になるためには、まずは筆記試験に合格しなければなりません。試験の内容は、融資や預金、コンプライアンスに至るまで幅広く、覚えるまでに一苦労。毎日、計画的に勉強をしました。問題集をつくってくれるなど、当時の上司が手厚くサポートしてくださいました。休みの日は、日中、家事などで手が空かないので、夜中に集中して勉強しました。

正職員になってからが本当のスタート
今後の目標は人材育成

 正職員登用試験に見事合格。やっと勉強の日々から解放されると思ったら、大間違いで、スタートラインに立ったに過ぎませんでした。私は、金融商品の勧誘や売買をする上で必要な証券外務員など、信用金庫の職員が持っているべき資格を何ひとつとして保有していませんでした。正職員になってからの半年間、ほぼ毎月試験を受験。財務の試験は、何度も不合格となり涙をのみました。
 正職員になって以来、大変な苦労もしましたが、それ以上の喜びややりがいに恵まれています。「さわやかアドバイザー」時代には、年金のアドバイスしかできませんでしたが、今は、「ファイナンシャルアドバイザー」として資産形成など、お客さまの暮らしの見通しが立つよう、さまざまなアドバイスができるようになりました。お客さまが頼りにしてくださるのが、何よりもやりがいですし、年金に携わっていた期間が長いので、職員からの相談を受けることもあります。
 現在の目標は、取得すべき資格の試験にすべて合格すること。それが叶ったら、年金業務をさらに極め、さらには人材育成に力を入れ、年金について高度な知識を持った職員を金庫内にもっと増やしていきたいです。岐阜信用金庫の魅力は、地域に密着していること。一人ひとりに寄り添った、お客さまにとってもっと身近な存在になり、ファンを増やしていきたいです。

目標に向かって努力する姿を
まずは自分が子どもに示す

 子どもは、長男が社会人、長女は高校3年生。長女は、私が信用金庫で働く姿を見て、金融に興味を持ったようで、簿記の資格を取得しました。公認会計士を目指していて、来春に大学進学を控えています。
 今でこそ手は離れましたが、数年前までは仕事と子育ての両立が大変でした。娘は、スポーツ少年団に入っていましたので、週のほとんどが練習。仕事が終わると、長女とともに練習場に出向き、練習のサポートもしました。
 平日はお客さまのことを四六時中考えている分、オンオフの切り替えをしっかりしたいと、休みの日は、何も考えずリラックスしています。今は、猫と過ごすことがマイブームです。あとは、浜松市に住んでいる長男のためにおかずをつくり、様子を伺いがてら届けに行ったり、夫と買い物に出かけたりしています。
 私のポリシーは、自分の頑張る姿を、子どもたちにも見せること。「お母さんも頑張るから、あなたたちも頑張ろうね、一緒に頑張ろう」と、お互いを励まし合っています。