地元で働きたいと、岐阜市内に本社を構えるWEB制作会社「株式会社リーピー」に入社した倉家みな子さん。大学で学んだデザインの知識をWEB制作に生かしています。会社の福利厚生「アート感じる制度」を活用して、センス磨きに励む倉家さん。学生時代には苦手に感じていたWEB制作も、周囲の支えがあって今ではとても楽しんでいます。
ものづくりに興味を持ち
地元のWEB制作会社へ
物心ついた頃から絵を描くのが好きだったこともあり、ものづくりを学びたいと名古屋市立大学に進学。情報環境デザイン学科で、テキスタイルデザインなどを学びました。大学時代は、展覧会の企画などに注力。プロジェクトに携わるメンバーが少なく、卒業ぎりぎりまで準備や運営に携わっていました。就職活動に時間を割けず、職探しを本格的に探し始めたのは、大学卒業後。自宅のある岐阜市から通える職場を探していたところに、WEB制作会社「株式会社リーピー」の求人が目にとまりました。ホームページに掲載されている制作事例を見て、クオリティーの高さに興味を持ち、説明会に参加。会社の雰囲気も若々しく、さらに働き方改革に力を入れているところに共感して、アルバイトとして働き始めました。大学の授業でWEB制作を学んではいたものの、どちらかというと苦手。まさか自分がWEBに携わるとは思ってもみませんでした。
社内ツールや
先輩の助言で疑問を解決
最初はわからないことだらけでしたが、まずは自分でつくってみて、わからないところは、WEBマニュアル作成・共有サービス「wikipy(ウィキピー)」を閲覧したり、先輩に教えていただいたりして、技術を身につけていきました。先輩が近くにいて、すぐアドバイスをもらえるのがいいですね。
WEB制作に携わる上で、色づかいやユーザーインターフェースデザイン(※1)への考え方などは大学で学んだスキルが生かされています。最近では、レイアウトや写真の加工方法、空白の取り方などが感覚的にわかるようになってきました。美濃和紙専門店のウェブサイトを担当した際には、実際にお店を訪問。商品を実際に手に取るなどして、商品やお店の雰囲気を肌で感じ、制作にあたりました。先輩からアドバイスをいただきながら、完成までに約20時間を要しましたが、今後はもっと早く完成できるように技術を高めていきたいです。まだデザインをすることで精一杯ですが、ゆくゆくはコーディング(※2)の勉強もしていきたいと考えています。
※1 用語や色彩、形などに配慮した、ユーザーにとって使いやすいデザインのこと
※2 Webサイトを表示させるプログラムの記述を行うこと
充実した福利厚生を
スキルアップに生かす
WEB制作に生かすため、作品事例を見たり、美術展などに足を運んだりして、アイデアを吸収しています。そんなときに活用している福利厚生が、美術館、映画館、演劇鑑賞などの費用を会社が毎月5000円まで負担してくれる「アート感じる制度」です。昨年は映画『アラジン』や国内最大級の現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2019」を見に行きました。その他にも、ブルーライトカット眼鏡の購入補助「目をいたわる制度」や、スキルアップに繋がる本を自由に購入できる「私、本読みます制度」などユニークな福利厚生があります。
朝が苦手な私にとっては、好きな時間に出勤し退勤できる裁量労働制はとてもありがたいですね。毎日11時に出社し、19時くらいに退社。自由な働き方ができるのでストレスはありません。
プライベートは、絵を描く時間に費やしています。昨年は、東京でのグループ展に参加。自身の描いた作品を展示しました。また、自分の作品をグッズにして、クリエイターズマーケットのようなイベントで販売することも。最近では、鮭や枝豆などのイラストを「お弁当シール」として商品化しました。人物画を描くことが好きなので、今後は似顔絵制作にもチャレンジしていきたいですね。会社では副業を全面に応援してもらっているので、「知識・スキル・経験」などの得意分野を売り買いできるWEBページ「ココナラ」などに登録して、スキルを高めていきたいです。