損害保険ジャパン株式会社は、日本を代表する損害保険会社。現在、入社する多くの社員が営業職としてスタートを切るなか、内勤から営業補佐を経て営業職で活躍する水野さんは、さまざまな経験を積んできた貴重な人材として社内で高い評価を集めています。営業成績でも支社をけん引する大きな成果を挙げており、若手社員たちの目標となっています。
内勤事務としてスタートし
数年後に営業職に転身
大学卒業後、会社統合前の株式会社損害保険ジャパンに入社しました。当初は内勤事務として、社内の施策やキャンペーンの運営に携わっていましたが、入社5年目に営業店に配属になったことが転機となりました。
異動して間もなく、ギャップに直面しました。もちろんそれまでも関連した業務ではあったのですが、いわゆる損保会社らしい仕事に携わるのは初めてで、同期どころか後輩たちよりも知識がない状態でのスタートでした。最初は営業事務としてサポート業務に取り組み、その後約2年かけて本格的な営業職に。ギャップを埋めるのに苦労しましたが、社内の専門サポーターに指導してもらったり、同期に仕事を教えてもらったりと、周囲の助けもあって順調に仕事を続けられました。社内で「女性が活躍する会社づくりを」という流れができたタイミングもあり、入社7年目で思い切って社外に飛び出しました。
小さな気配りの積み重ねで
大きな成果を勝ち取る
私たちの主な業務は、保険を販売する代理店へのフォローや指導です。法人支社に所属する私の担当は主に、リース会社、運送業、ガス会社などに紐づいている企業代理店と、保険販売を主な業務とするプロ代理店の2種類。商品を直接売るというより、代理店の特性やマーケットに合わせてどうお客さんを増やしていくかを共に考えていく、コンサルティングのような性質があります。
重視しているのは、人間関係の構築です。こまめに顔を出しては代理店の役に立つ情報を提供し、「あの人に相談すればアドバイスがもらえる。何かあったら相談しよう」という意識を持ってもらえるよう、小さな気配りを積み重ねてきました。
2018年には、努力の甲斐あって大きな成果を2つ挙げることができました。運もあったとは思いますが、成果だけでなくプロセスも含めて会社に評価してもらえたのが大きかったです。要所で上司の同行があったり、同僚たちのサポートもあっての成果だったので、チームとして勝ち取ったものだと評価してもらえたことが誇りです。後日、社内の好取組事例として、社員の前で発表する機会をもらいました。自分のやり方に自信を持つきっかけとなり、次のステップに向かおうという気持ちを高めることができました。
成長につながる仕事が魅力
経験を後輩指導に活かす
今の仕事の魅力は、銀行や製造業など、さまざまな業界と関わりを持てること。自分の知らない知識や経験を持つ人びととの付き合いの中で、自分の価値観が深まるのを感じます。今は岐阜支店の所属ですが、他支店から東京や名古屋などのマーケティング情報も入ってくるので、視野が広がります。内勤のままだときっと得られなかったやりがいだと思います。また、自社商品を直接自分の手で扱うようになり、自動車や火災をはじめ、さまざまなリスクから人びとをフォローする損保をいっそう誇らしく思えるようになりました。
光栄なことに、今では後輩の育成も担当させてもらっています。ここ数年内に入社してきた新人はすべて営業職。現行の採用制度が続く場合、今後、自分のような立場の人間は出てきません。さまざまな立場を経験してきた自分だからこそ、何かアドバイスできるのではと考えています。
ワークライフバランスが
がんばるためのキーポイント
休みの日には、よく友だちと旅行に行きます。長期休暇を取りやすいのがこの業界の魅力の一つで、海外や国内問わず出かけています。
私がこの業界で働く決め手の一つとなったのが、女性が働きやすい環境が整っている点。休暇を取得しやすいだけでなく、環境が変わっても働ける点が大きいと考えています。将来結婚や出産を経験したあとも、できることなら働きたい。そのためには、ワークライフバランスが重要。会社にはさまざまなサポート制度があるので、活用しながらがんばっていきたいと考えています。
将来は、岐阜県外のマーケットでの仕事にもチャレンジしていきたいですね。