岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

「林さんにお願いしたい」と
指名を受けることがやりがい
好成績を出せる
体制づくりに注力したい


第一生命保険株式会社 岐阜支社 アソシエイト
林寛子(はやし ひろこ)さん(岐阜市)

【2021年9月 7日更新】

人と接する仕事がしたいと、大学卒業後に第一生命に入社した林寛子さん。持ち前の明るさを武器に、営業の第一線で活躍してきました。3人のお子さんの出産を経て、現在は内勤職員として岐阜支社に所属。自身の経験を生かして、営業スタッフのサポートをしています。

教員を志していたものの営業職へ方向転換

 鳥取県出身の私が岐阜県へやって来たのは、大学進学がきっかけでした。教員だった父の影響で教員への道を志しており、当時は障がい児教育について興味を持っていたため、専門分野を学べる岐阜県内の大学に入学しました。
 大学3年次に参加した教育実習では自身の成長を感じるなど、有意義な時間を過ごせたのですが、一方で理想と現実の違いを目の当たりにしました。「のびのびと、自分のスタイルで子どもと接したい」といった、自分が描いていた理想と実際の教育現場にはギャップがあったのです。
 教員ではない別の道を考え始めたときに頭に浮かんだのが、人と接する仕事。大学時代に飲食店でのアルバイトを経験するなど人と関わるのが好きだったこともあり、営業職を志望しました。女性で活躍できる職種は何かと考え、保険業である第一生命に入社を決めました。
入社後は名古屋支社に配属。お昼休みの時間帯に企業へ伺って、その会社の社員の方へ保険商品を販売する「職域営業」を担当していました。家族構成や保険の加入状況をヒアリングして、弊社の商品を紹介。自社の商品をやみくもに売るのではなく、目の前にいらっしゃるお客さまを自分の家族と想定して、親身になって対応することを心掛けていました。

第一線から裏方へ
好成績を残すためのサポートを

 10年前に第一子を、6年前に第二子を出産。営業職一筋で働き続けたかったのですが、職種柄、お客さまとのお約束が夜になることも多く、仕事と子育ての両立に難しさを感じるようになりました。転職も頭をよぎりましたが、お付き合いを続けてきてくださったお客さまとの縁を大切にしたいと、第一生命で働き続けることを決心。第二子の育児休暇から復帰後に自宅に近い岐阜支社へ転属となりました。
 2年前に第三子を出産。2020年春に復帰後は内勤職員として、主に「職域営業」担当の新人スタッフをサポートしています。自身が「職域営業」担当だったときは、ヒアリングの仕方や営業トークなど自分のスタイルを確立し、自由流で仕事をしていましたが、現在の業務は、あくまでもサポート役。担当者の代わりに自分がお客さまとお話ししたり、商品をご案内したりすることでもできますが、スタッフの成長につながりませんので、どこまでサポートするかの匙加減が難しいです。それ以外にも、隔週で開催される会議の資料をつくるのも業務のひとつ。人と会って話すことが好きな私にとっては少し苦手な仕事でもあります。
 営業時代も、現在も、「あなたにお任せしたい」「林さんにサポートしてほしい!」とお客さまやスタッフから指名を受けるとやりがいに感じます。まだこの業務に携わるようになって半年なので早く仕事を覚え、岐阜支社として好成績を生み出せるような体制づくりをしていきたいです。

仕事と家庭の両立は周囲の支えがあってこそ

 女性スタッフが大半を占める弊社では、産前産後休暇、育児休暇の取得が根付いています。第三子がアレルギーを持っていることもあり、育児休暇の延長を申し出たときも快く受け入れてくれました。社内にはワークシェアの精神が浸透。手が空いたら多忙な部署を手伝うなどして、社員全員が時間内に業務が終われるよう工夫をしています。
 仕事と子育てを両立できるのは、夫や、夫の両親の協力があるからこそ。夫とは食器洗いや洗濯など家事を分担し、どうしても残業しなくてはならないときは、夫の両親に保育園へのお迎えを頼むなどしています。サポートしてくれる人が身近にいる私は、とても恵まれていると感じます。
 疲れをためないように、適度に手を抜くこともコツのひとつ。休みの日は、家事を最小限に抑えられるよう家族みんなで外食します。みんなで好きなものを食べて、家族がニコニコ笑って過ごせる時間が私にとっての癒しであり、活力。また、春はイチゴ、夏はモモ、冬はミカンとフルーツ狩りに出かけるのも、家族の恒例行事です。
 まだ先の話にはなりますが、子育てがひと段落したら、趣味のアロマや風水の勉強をするのがひそかな夢です。