「地域に愛され、親しまれ、信頼されるOKB」を基本理念に、地域経済を支えてきたOKB大垣共立銀行。千葉日香梨さんは名古屋支店に所属し、融資係として企業をサポートしています。また、OKB内で立ち上がった、女性を笑顔にする「L's(エルズ)プロジェクト」のメンバーとしても活躍中です。
水泳によって得た負けん気とメンタル
1995年に岐阜市で生まれました。子どもの頃はどん臭くて、小学6年生まではよく転んでいた記憶があります。中学校に進学すると友人の誘いで水泳部に入部。最初はそこまで本気ではなかったのですが、徐々にのめりこみ、中学3年生から選手コースへ。元々持っていた負けん気の強さが発揮されたのだと思います。
高校3年生の時には平泳ぎ50mの岐阜県記録を更新。東京で行われたFINA競泳ワールドカップ2013にも出場しました。大学進学後も水泳を続け、第64回全国国公立大学選手権水泳競技大会にも出場。平泳ぎ100mでは決勝に残りました。
就職活動では水泳で培われた負けん気とメンタルを生かして、男性と対等にしっかりと働いていきたいと、メーカーなども含めさまざまな業種の営業職を志望。そんななか、大学で地方創生について学んでいたことと、地元を離れたくないという思いがあり、子どもの頃からなじみ深いOKB大垣共立銀行への就職を決めました。
仕事の中で実感した「ありがとう」の喜び
2018年に入社。同年7月に本店営業部の融資課に配属となり、現在は名古屋支店の融資係として働いています。仕事の内容は、企業のお客様を相手に、外国為替を通じて貿易のお手伝いをしたり、決算書から財務状況を確認し様々な提案を行うことです。外国為替の書類は英語ばかりで、英語が得意という訳ではなかったので、最初は本当に苦労しました。特に最初の1年目はハードで、何をすればいいのかわからない中、先輩に助けてもらいながら、必死に仕事に向かっていました。
しかし、契約が完了した後、お客様から「ありがとう」と言ってもらえると、仕事を頑張ってきてよかったと実感できます。また、お客様は地元のよく知っている企業ばかり。地域経済の輪の中に自分がいると思うと誇らしいですね。
自分の考えが生きる女性のためのプロジェクト
昨年4月から、融資係の仕事に加え、L's(エルズ)プロジェクトのメンバーになりました。L'sプロジェクトとは、一人ひとりの女性の人生を輝かせるために誕生した、女性による女性のためのプロジェクトです。同プロジェクトはこれまでに不妊治療関連ローン「Futari-de(フタリ・デ)」やキレイをかなえる女性専用ローン「Bi-sket(ビスケット)」など、女性目線で女性のための商品やサービスを生み出してきました。
今年度は、ピンクリボンキャンペーン2020を実施。より多くの方々に乳がんの正しい知識を持っていただき、「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」という想いのもと、ピンクリボン運動を応援するクラウドファンディングを企画しました。目標金額20万円に対し、28万円の支援金が集まりました。
また、「もっとピンクリボン運動を広めたい」という想いから、大垣市の飲食店「Bistroブーコ」とOKB本店の社員食堂での「ピンクリボンフェア」の開催を企画。「ピンクリボンフェア」では、サーモンやビーツなどピンク色の食材を使用した料理や、がん予防に効果が期待される食材を使用した料理が提供され、売り上げの一部が関係団体から乳がんの啓発活動を行う団体へ寄付されました。
エルズプロジェクトは、OKBの女性メンバーが話し合って内容を決定します。自分の考えが反映され、イベントなどを通して、自分の企画がカタチになっていくのを実感でき、とてもやりがいを感じています。
人間最後は気合と根性
前向きにチャレンジし続ける
私は実家暮らし。毎日、自分と妹の弁当は作っていますが、仕事が本当に大変だった時は、母と妹が私のお弁当を作ってくれました。
当時、妹は炊飯器でお米が炊けないほど、まったく料理ができませんでした。見た目も、味もへたくそ。でも、そんな妹が頑張ってお弁当を作り、私を支えてくれたのは本当に感謝しています。日に日に妹の料理の腕前が上がっていくのを見て取れたのも、姉として嬉しかったです。
趣味はカフェめぐりや美術館めぐりで、友人と一緒に出かけたりもします。御朱印集めなど、いろいろ集めるのも好きです。プライベートは仕事を一切持ち込まずに、切り替えて思いっきり楽しむ。そうすることで、仕事のストレスを解消しています。
今もこれからも、私の希望は最前線で働き続けること。できることはなんでもチャレンジし、学び続け、成長していきたいと思っています。壁にぶつかる時もあるでしょうし、きっと困難もあるでしょう。しかし、人間最後は気合と根性。どんなことも前向きに取り組めば、きっとなんでもできると信じています。