岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

地元出身者が
多く働く関信用金庫。
残業をなくし無理なく働く。
長く働き続けられる
職場風土が魅力。


関信用金庫 金山支店 係長
藤井 志穂(ふじいしほ)さん(下呂市)

【2022年8月15日更新】

1998年から関信用金庫で働く藤井志穂さん。預金業務、融資業務の経験もあり、現在は指導監督職にあたる係長として預金役席者の役割を担います。2人の子どもの母として、子育てに奮闘しながら、長く関信用金庫で勤務。職場の働きやすさ、サポートしてくれた家族への感謝を語ってくれました。

20年以上の勤務は家族の支えのおかげ
 1998年、関信用金庫に入庫しました。これまでに美濃加茂市と関市の2店舗で勤務経験があり、今は下呂市にある金山支店に勤務しています。入庫して20年以上になり、現在は指導監督職にあたる係長として預金役席者の業務も担っています。
 私は24歳で第1子を出産し、産前・産後休暇、その後1年の育児休業制度を利用しました。夫の実家で義父母と同居していたため、家事や子どもの世話を義母が中心となってサポートしてくれました。第2子となる長女が生まれた時も、生後8カ月で復職しました。当初は1年の予定でしたが、人手不足もあり会社からの打診を受けてのものです。家族に相談してみると「必要とされているなら早めに復職してみては」と、背中を押してもらいました。子どもは2人いますが、家族のサポートがあってこそ働き続けてこられたなぁと実感しています。

「職場復帰プログラム」で復職者を応援
今はより子育て世代の職員をサポートする制度が手厚くなっています。人事部が主体となって行うのが「職場復帰プログラム」。産休や育休から復帰する際に職員の不安がより少くなるよう、業務上の変更点があれば文書で郵送して知らせてくれます。
 2020年からは時間単位年休が取得できるようになりました。1時間単位で有給休暇が取得できるものです。また、有給休暇と別に、給与の出る休暇扱いとなる看護休暇制度もあります。看護休暇制度を利用して、家族の通院を手伝うことができます。
会社では、始業時間、終業時間をそれぞれ15分早める勤務体系で働くこともできます。終業時間が早まることで、夕方の時間を家族との時間に使え、男性職員のなかには「塾の迎えに行くことができる」と話している方もいます。女性職員だけでなく、男性職員にとっても働きやすい職場であることは、会社の誇りのひとつですね。

無駄な残業をなくす。定時を目指しテキパキと行動
これまで預金業務、融資業務を経験しました。様々な地域の支店で勤務したことにより、お客様と接して学びを深めることができました。
私が関信用金庫に勤めてきて感じることは、全員が協力し合って定時までに業務を終わらせようとする意識の高さです。全員がテキパキと働いているため、中途入庫された方が驚くこともあります。入庫当時から私も、先輩職員の方に「効率よく働いて、無駄な残業はなくそうね」と教えられてきました。以前からこうした考えが根付いているのだと思います。
土曜日、日曜日はしっかり休暇に充てて、残業も今は月平均7時間ほど。年々、残業時間が短縮されている傾向にあります。
関信用金庫は、私を含めて働いている人の多くが地元出身者であるため、長く地域に根付いている会社は、同時に地域の人が長く働ける場所だと思います。

働きやすい職場は、職員にとっても誇り
これまで私自身、理解のある上司のもとで仕事ができ、長く働き続けることができました。私も部下の子たちにとって働きやすい環境、休暇の取りやすい雰囲気作りを心掛けています。今、育児休業制度から復職する女性職員の多くが短時間勤務を選択しています。一日の就業時間を9時から15時45分までの6時間勤務にできる制度で、子どもが3歳になるまで取得できます。私は子育てをする期間を過ぎましたが、制度を利用した職員がメリット、デメリットを報告しあい、年を重ねるごとに制度がより改善されていってほしいです。入庫して20年以上を経た現在、職員の働きやすさを助ける制度が充実してきていることは、働いている私たちにとっても誇りです。