岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

どんなときも笑顔で!
仕事を頼まれたときでも
笑顔で引き受けて
良いアシストができるよう
日々心がけています


株式会社五月商店 介護支援部
向大野 美咲(むこおおの みさき)さん(各務原市)

【2022年8月15日更新】

2019年に「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」に認定された、株式会社五月商店は福祉用具の販売・レンタル、住宅改修などを手がける企業です。向大野美咲さんは総務担当として働き方改革に携わるとともに、営業アシスタントの職務にも取り組んできました。家庭では1児の母として育児にも奮闘しています。

高齢の祖母がきっかけ
 別の業界から平成30年に転職しました。きっかけは祖母でした。歳をとるにつれて歩くのがやっとになってきて、家のちょっとした段差でつまずくことも目立ち始めていたのです。どうにかしてあげられないか、と考えていた頃、家の近くに福祉用具を取り扱う会社があることを知りました。
 どんな会社なのか調べていくうちに、福祉用具などに興味が沸いてきました。人員を募集していたため、会社見学に訪れたところ、社内の雰囲気も良く、就職を希望して入社させていただきました。それが弊社、株式会社五月商店です。
 それまで街中で車椅子を見ても、特に気にかけたことはありませんでした。高齢者や要介護者のための靴や杖に関心を持ったこともありませんでした。身内がそのような立場になって初めて、福祉用具の存在や必要性に気づかされました。

学びの大切さを実感
 現在は総務の部署に在籍しています。社員の健康管理、人事、求人など、いわゆる総務の仕事に加えて、福祉用具の発注などの営業アシスタントの仕事も行っています。
 弊社1階はショールームになっており、来店されたお客様に弊社はもちろんのこと、担当となる営業部員を信頼してもらえるような接客を心がけています。来店されたお客様に対して、今後もサポートを継続するために、そのお客様を担当する営業部員がつきますので、私たち営業アシスタントがどう動けば、営業部員の仕事や成績に繋がるかを、常に考えて仕事をしています。
 仕事のやりがいとしましてまず、お客様からの言葉があります。「こんな便利なものがあるのね」「ありがとう」といった言葉をかけていただくと、やはりうれしい気持ちになります。また、営業部員から「助かった」「ありがとう」「対応が早いね」と声をかけてもらえると、営業アシスタントとして励みになります。
 福祉用具というのは種類がとても豊富です。個々のお客様にとって、どんなものが最適なのかを考えるためには、それだけの知識をもっていなくてはなりません。日々新しい用具が出てきますので、情報を更新していくことや、今まで知らなかった知識を吸収していくことが必要で、学ぶことの大切さを感じています。
                   
リフレッシュは子ども
 子どもがひとりの母子家庭です。実家暮らしで、母にはいろいろと支えてもらっています。朝子どもを保育園へ送った後出勤し、定時の18時までしっかりと働いているため、子どもの迎えは母にお願いしています。
 特に趣味と言えるものはありませんが、休日に子どもと一緒に遊んだり、お出かけしたりすることが、私のリフレッシュになっています。コロナ禍で遠出はできないため、近くの公園で遊ぶことが多いです。
 父親がいないことで、さみしい思いなどを抱かず、明るく元気に育ってくれることを願っています。「お母さんしかいないから、これを我慢しなくては」と、子どもには感じてほしくないです。

目標とされる人に
 今年2月から営業アシスタントの配置が代わり、私がアシスタントの主任を務めることになりました。今までは主任の指示に従っていたのが、今後は自分が主任として、現在8人いる営業アシスタントの意見をまとめたり、指示したりしていかなくてはならず、私にとって大きな課題と言えます。
 仕事が残っていても自分が片付ければいいと、これまで人に振ることができずにいましたが、指示する立場になったことで、周囲に目を配り、各自の仕事量を把握し、平等に仕事をこなしていけるように、そこは変わらなくてはいけないと感じています。
 弊社はエクセレント企業に選ばれ、ユースエール企業にも認定されています。ひとりに仕事が集中することなく、残業時間の削減をめざして、仕事の効率をどのように高めていくか。それが総務として取り組んでいく課題のひとつです。
 社内で年齢は若い方で、あまり頼り甲斐もなく、自分でもあまり自信が持てない部分があると感じています。だからと言って「その年齢だからしょうがない」とは思われたくないです。難しいことですけど、主任、総務を務めている以上は目標とされる人でありたいですし、少しでもそうなれるよう努めていきたいと思っています。