岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

素敵な女性たちと知り合い
刺激をもらって、
自分も社内外のハブとなれるよう
挑戦を続けています。


株式会社ミツトヨ 総務課 環境安全係長
丸山 富美枝(まるやま ふみえ)さん(中津川市)

【2023年6月15日更新】

精密測定機器業界のリーディングカンパニーとして歩み続け、今では世界に市場を拡げている株式会社ミツトヨ。中津川工場の第一期メンバーとして入社した丸山富美枝さんは、二人のお子さんを持つ働く女性です。丸山さんは会社の通常業務と並行して、会社をもっと良くするためのワーキンググループや女性管理職のためのセミナーなどに積極的に参加。さらに資格も取得するなど新たな挑戦を続けています。

ものづくりの世界へ
岐阜県出身でもともとものづくりが大好きでした。就職もものづくりの分野がいいなと考えていました。就職活動中のあるとき、ミツトヨが中津川に新たな工場を建てること、そしてその新工場の立ち上げメンバーを募集するという求人を目にし、他にはない挑戦ができそうだと思い入社を決めました。はじめに配属されたのは、デジマチックインジケータを製作する部署。そこから12年ほど製造に携わり、第一子を出産した時は組長を任せていただきました。出産後に時短勤務で復帰したのですが、製造分野ではキャリアの先が見えてしまいました。その時ちょうど作る分野から管理・運営側への興味が湧いてきていて、そういった業務につける総務課への異動を希望しました。ちょうど総務のメンバーが必要とされていて、タイミングよく異動することができました。

働く女性達からの影響
総務では「会社、工場が活性化すること。そしてミツトヨで働く人たちにとって働きやすい職場にすること」をミッションにしています。エクセレント企業への認証もそのための目標のひとつで、申請から認定までを担当者として取りまとめました。エクセレント企業に認定していただくとセミナーを受講する機会もいただけるのですが、セミナーを受講するなかで他の会社で働く女性と関わる時間が増えたことが私にとっては大きな収穫でした。とてもパワフルでバイタリティ溢れる素敵な女性がたくさんいることを知り、「すごい!」と感動したことを覚えています。頑張る女性達からたくさんのエネルギーをもらいましたね。これまでは中津川工場のことしか知らなかったんだなと実感し、上司に直談判して今年から川崎の本社へ期間限定で異動させてもらいました。本社への異動は期間限定で、半年間を予定しています。本社では人事を担当。はじめての業務ですがとてもやりがいを感じています。中津川工場の人間だという意識は持ちつつも、工場の人間として、工場の人間だからこそできることがあるのではと思っています。

家族の応援で単身赴任
本社で働く期間は半年です。家族と離れる時間が増えて寂しく思う時もありますが、離れている間に子供もすごく成長しているなと感じていて嬉しくもあります。おかげで今、仕事に思いきり打ち込めているという実感があります。
本社での人事業務のほか、女性活躍推進ワーキンググループのメンバーとしても活動しています。チーム名は「敢闘UB」。社訓である「敢闘」と「つなぐ」を意味するHUBを合わせた言葉です。このワーキンググループの目的は、ミツトヨのHUBとして、人と人・部署と部署・外と内を繋いでいくこと。私たちは第一期生で、メンバーはみな同年代の女性ばかり。拠点はバラバラですが、今は国内の製造拠点に足を運び敢闘HUBの思いをつたえミツトヨの活性化に向けて活動を行っています。さらに今、社内に性別関係なくメンバーを増やしながらチームでは外部の交流会に参加をしたり、工場見学を切り口にミツトヨを活性化していこうと試みています。社長が抱いている「変わる・変える・つなぐ」というミッションに通じる部分がありとても期待してもらっているので、その期待に応えたいですね。

開けない夜はない
座右の銘といいますか、お守りにしている言葉は「開けない夜はない」です。基本的にはポジティブな人間ですが、悩むこともたくさんあります。ですがこれまでの経験から、どんな難しい課題でも解決の道はある、という学びを得ることができました。動かないと何も変わらない。助けてくれる人はいくらでもいるし、相談すれば答えてくれる人もいる。新しい環境や新しい仕事に挑戦するなかで、自分はコンフォートゾーンを超えてパニックゾーンにいるなと感じることもあります。でもこのパニックゾーンを体験することで得るものがたくさんあると信じています。