大垣共立銀行の関支店窓口で働いている丹羽綾乃さん。
2020年に結婚をしたことで、仕事・家事のバランスについて
意識をし始めるようになった。「女性支援の手助けになれば」との思いから
社内で結成されているL'sプロジェクトに自らの意思で参加。
プロジェクトを多くの人に知ってもらいたいと活動を続けます。
女性支援が身近に
私は関市立関商工高等学校を卒業後、大垣共立銀行に入行しました。最初の勤務地は美濃加茂支店。その後、今も働いている関支店に移りました。ずっと窓口業務を担当しており入行して7年目になります。窓口を訪れるお客様は、みなさんがそれぞれに求めていることが違います。お話しをして、お客様が何を求めているかを汲み取ることが大切だと実感しています。ひとつの手続きでも、なるべくお客様のお手間を減らせないか考え、柔軟に対応できるよう心掛けています。
2022年春から社内で結成されている「L'sプロジェクト」のメンバーに参加しています。窓口業務を経験していくなかで、「もうひとつ別のチャレンジをしてみよう」と思い、自分から参加希望を伝えました。私は2020年に結婚して共働きをしています。それまでは実家で暮らしていたので意識しませんでしたが、仕事と家事を両立しようと考えると、自然と「女性が働きながら家事をすること」の大変さも痛感しました。働くこと、家事をすること。自分事として考えるようになりました。プロジェクトの存在は以前から知っていたので、「女性支援に携わりたい」という思いが芽生えました。
支店勤務の目線
L'sプロジェクトのメンバーとなり、当初は予想していなかったプラスの効果を実感しています。支店に勤務していると大垣共立銀行本店や他の支店、それにL'sプロジェクトの活動は見えづらいものです。でも、私がL'sプロジェクトの会議を終えると、支店の皆さんが興味深そうに「どうだった?」と訊いてくれます。「女性活躍支援として、今はこんな取り組みをしています」と伝えることで、社内からでも少しずつ広めたいと思っています。
私がL'sプロジェクトの会議に参加する際、大切にしていることは支店で勤務する側の目線です。支店でお客様に紙の資料を配布するという議題の場合、「今は窓口にもパーテーションパネルが多い。紙は極力、小さいサイズの方が手渡しし易い」と、実際にお客様と対面した時を想定して意見が出せるよう心掛けます。
女性活躍支援のプロジェクトは、ぜひ、お客様にも知っていただきたいと考えています。乳がんに関する認知を促す「ピンクリボンキャンペーン」以外に、私はコロナ禍の状況が落ち着いたら、L'sプロジェクトとしてお客様と直接会って話しができるイベントができたらと考えています。
目標を定めチャレンジ
女性の皆さんに寄り添い、女性チームならではの目線で情報発信をしていくL'sプロジェクトのメディアが「おひさまマルシェ」です。東海エリアを中心とした情報を届ける記事では、私にとって地元である関市の「名もなき池(通称:モネの池)」を最初の記事で取り上げました。何を掲載するかを決め、実際に取材に足を運んで写真と文章を作成しました。自分が携わったことで、L'sプロジェクトでのコンテンツ制作の大変さ、完成した時のうれしさを学べたことは良い経験になっていると思います。
小さな頃から、みんなで目標を立てて取り組むことが好きな自分に、L'sプロジェクトの活動は合っていると思っています。高校生の頃はバトントワリング部に在籍して、全国大会も経験しました。バトントワリングは1曲、約3分の間に決められた構成を踊ります。3歳からダンスはしていましたが、バトントワリングを始めたのは高校生からです。団体競技の難しさも実感しましたが、振り返ると、やってよかったと思います。そんな部活動での3年間を過ごせました。県大会、東海大会、全国大会とひとつずつ目標を定め、みんなで向かう。今のプロジェクトにも通ずるものがあると思います!
両親が私のお手本
3歳から取り組んでいたのがヒップホップダンス。しばらくお休みしていましたが、2021年から週一度、仕事を終えてからダンススタジオに通うようになりました。夫も「お互いにやりたいことをやろう」という考え。気兼ねなく出かけてダンスに打ち込めます。仕事を終えてからですが、思いっきり身体を動かすことが、私のストレス発散になっています。
アウトドア好きな両親の影響もあって、ダンス以外には釣りに出掛けることも趣味です。夫、私の弟、両親と一緒にアウトドアを楽しむこともあります。
私にとって、いつまでも仲良しな両親はお手本。今でも両親は二人だけで旅行に出掛けるのですが、そんな姿を見ていると、私もいつまでも仲が良い家族でありたいなって思います。
仕事面ではファイナンシャルプランナー2級試験に合格することです。 そして、L'sプロジェクトではメンバーの一人として、活動を社内・社外に広める役割を担いたいです。