岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜


たんぽぽ薬局(株)  人事部 採用課課長
小川 祐子(おがわ ゆうこ)さん(岐阜市)

【2023年6月15日更新】

東海地方を中心に、近畿・北陸・四国地方へも出店を広げるたんぽぽ薬局。入社16年目となる小川祐子さんは「仕事も趣味といっていいほど好き」と語ります。出張もあり忙しい毎日を過ごされながらも仕事も育児も楽しむ小川さんは入社4年目という異例のスピードで薬局長に就任し、その後採用の仕事に抜擢。第2子育児休業後は採用課係長として復帰し、現在は採用課課長として活躍しています。

汲んでもらった想い
 石川県の金沢で生まれ育ちました。大学卒業後、新卒でたんぽぽ薬局に入社。最初は能登の穴水店に配属されました。はじめは実家から通える金沢医科大学前に配属になることを期待していましたが、一人暮らしを経験することになりました。ですが会社の配慮で穴水店と金沢医科大学前店と兼務をさせてもらっていたので、一人暮らしをしつつ実家で過ごすこともできました。
 入社して3年が経った頃、金沢店の薬局長を任せていただけることになり、薬局長としての仕事を1年経験。そして「岐阜の本社で採用の仕事をしてみないか」とお声がけいただき「やってみます!」とお返事しました。まずは1年だけというお話だったのですが、採用業務にやりがいを感じていたこと、そして採用活動の中で出会った学生さん達を見届けたいという思いがあり、引き続き採用業務に就かせていただくことになりました。入社から現在に至るまで、社員の要望を聞いてくれる会社だなとありがたく感じています。

2度の育児休業を経て
 2013年に岐阜で出会った夫と結婚し、2015年に長男を出産。1年4ヶ月の産前産後休暇・育児休業を経て仕事に復帰しました。ブランクを取り戻せるかという不安がありましたが、まずは薬剤師の業務をもう一度経験させてもらえることになりました。休業中にシステムの変更などがあったのですが、会社の配慮で比較的余裕のある店舗に配属してもらえたので、無理なく仕事の勘を取り戻すことができたと思います。仕事をしながらの育児でしたが、残業がほとんどない店舗でしたし、夫の協力もあってフルタイムで働いていました。3ヶ月ほど経って店舗業務に慣れてきた段階で、岐阜中央店に異動しました。そのお店は処方箋の枚数、処方の量も多く、夕方までお客様が途切れずに来局する忙しい店舗でした。採用が忙しくなると本社から呼ばれることもあり、店舗業務に就きながら採用業務にも携わるなど忙しく過ごしていました。
 店舗業務に1年ほど従事したのち、本社の採用課に来て欲しいと声をかけていただき採用課専属になりました。その後、2018年2月の終わりに次男を出産したのですが、1年2ヶ月の育児休業を経て、2019年4月に再び職場復帰。人事担当として本社で働くことになりました。本社までは1時間弱かかるので、9時〜16時45分までの時短勤務にさせてもらうことになりました。

「楽しむ」がモットー
2人の子どもの育児と仕事との両立は大変ではありますが、夫と協力しながら毎日を乗り切れていると思います。特に忙しいのは帰宅後です。夕ご飯は夫に任せ、私は子どもの宿題を見たり、荷物の片付けや明日の準備を済ませたりしています。そんなこんなであっという間に21時になってしまいます。子どもを寝かしつけながら一緒に眠ってしまうこともあります。
両立するコツは、家事育児をどちらかに偏らないようにすることでしょうか。できるほうが動く。できないときは外食やテイクアウトに頼ったり、洗濯だってできなければコインランドリーに行ったりすればいい!洗い物も時間のあるときにやればOK!何より完璧を求めない、手を抜けるところは抜く、無理をしないのが大切だと思います。家事を完璧にやるよりも、子どもたちと遊びながら楽しく過ごす時間を大事にしていきたいと思っています。
 何より仕事が好きです。「仕事疲れた〜」と感じながら帰ることもありますが、仕事を楽しむことが出来ています。もともと喋るのが好きなので学生さんと喋っている時間が楽しいですし、私と話をしてたんぽぽ薬局に入社してくれた子が長く働いてくれていると嬉しいです。仕事を楽しめているのは、常に私に新たな挑戦の機会を提供してくれたり、課長という役職を任せていただけたりと会社の配慮のおかげです。もちろんオフに家族と過ごす時間も大好きです。夫も子ども達もフットワークが軽いので、旅行やおいしいものを食べに行くのが楽しみです。
 現在3人目の子を妊娠中です。大きいお腹を抱えながらの仕事ですが、採用課のスタッフ達がとてもしっかりしているので、メンバーにとても助けられています。

座右の銘「相手目線」
 座右の銘かはわかりませんが「相手目線」。常に相手目線を心掛けています。就職活動中の学生さんの目線、上司の目線、部下の目線、この人たちのためになるにはどうしたらいいだろう?ということをいつも考えています。
 そういった考えが培われたのは、学生時代の結婚式場でのアルバイトです。披露宴という人生に一度きりの晴れ舞台でのお仕事でしたし、アルバイトに裁量が任されていてとても責任感ある仕事をさせてもらっていました。朝から晩まで結婚式場に入り浸っていて、1日3件の披露宴を受け持ったこともあります。結局大学時代の4年間その式場でアルバイトをして、最終的にはリーダーもまかせてもらっていました。お客様の料理の食べ具合や式の流れをみながら進行をするという仕事内容が、今の仕事にも活きていると思っています。薬剤師の仕事も、いかにお客様を待たせずにお薬をお渡しできるかをチームで協力して行います。調剤、監査、服薬指導など様々な業務がある中で、常に周りをみながら、相手目線に立って動くことの重要性を実感しています。