岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

自分の体を大切にすることや、
子宮ケアの重要さを
伝えていきたい。
その人本来の輝きを取り戻したい!


ゆるぽか庵 代表
奥田 伊織(おくだ いおり)さん(北方町)

【2025年10月14日更新】

自身が病気を患ったことをきっかけに、健康について真剣に向き合った奥田伊織さん。心と体のつながりに気づき、さらに学びを進めていくうちによもぎ蒸しに出合い、体を温めることの重要さを実感したそう。サロンにてよもぎ蒸しや顔整体などの施術を行うほか、県内外で子宮についての講演会を開き、女性の体の大切さをわかりやすく伝えています。

病気から健康について学ぶ
 エステティシャンとして働いていたのですが、外側ばかりではなく、内面からきれいにしないとその人本来の美しさは導き出せないと感じていました。食事や生活習慣がとても大切だと気づき、40歳の時に独立をしてサロンをオープンしました。当初は出張のみで行い、その後自宅の一室を専用の部屋にし、数年後に今の場所へ移転しました。
 それまでは順調に進んでいたのですが、42歳の時病気になり、卵巣を片方摘出しました。なぜ病気になってしまったのか、健康とは何なのか、など体についてすごく考えて勉強をするようになり、心と体のつながりが大事なんだということに気づいたんです。思い返せば、「おりこうさんでいないと」と、自分らしくない生き方をしていたんですよね。自分を信じていないから頑張りすぎていたし。それが原因だったんだということに行き着き、もっと自分を大事にしようと、女性の体や女性の存在を愛おしく誇らしく思うようになりました。

子宮の大切さを伝える
 卵巣を摘出して、残り1つの卵巣をどのように守るかを真剣に考えました。そんなとき出合ったのが、よもぎ蒸しです。子宮を下半身から温めることで、女性の心身のケアができます。サロンで使用しているよもぎは、標高800mの伊吹山の波動の高い薬草を使っています。それを、波動が高い遠赤波動水、遠赤外線土鍋、マイナスイオンプレートを使用して蒸しています。そうすることによって、滝や森林でマイナスイオンを浴びているのと同じぐらいの癒しを感じることができるんです。そして、膣は粘膜なので皮膚から吸収して子宮をケアすることができるんですよ。いわば、"元祖フェムケア"です。
 よもぎ蒸しを導入してから、子宮の話をお客様にするようになりました。すると、約8割の方が正しい情報を知らないことがわかったんです。これはいけないと思い、子宮に関する講演会を開くようになりました。今は情報やモノがあふれていて何が安全なのか、どれが本当なのか分からなくなっています。正しい情報を伝え、発信し続けていきたいと思っています。

本来の自分と向き合う
発信する活動根幹は、ただ子宮が大切なのでフェムケアをしましょうね、という事を知ってもらいたいのではありません。例えば生理痛がひどいなど何らかの子宮のトラブルを抱えていると、薬にたよったり、痛みに耐えて無理をしたりしている女性が多いのですが、もう少し自分の身体と向き合って欲しいと感じています。「大切な子宮を整えることを通して、本来の自分と向き合う」そうすると本当の意味での自分らしい生き方につながるのではないかと思い活動をしています。

体験型イベントの企画
 よもぎ蒸しや講演会のほかに、体験型アクティビティなどのイベントの企画も行っています。サロンで使っている薬草の生産者さんの畑で葉摘みをしたり、長良川でラフティングをしたり、屋久島へ行って大自然に触れたりと、様々な活動を行なっています。そうした活動を通して、その人本来の輝きを取り戻すことを目指しています。
 長期にわたってお客様と関わることも多いのですが、どんどん目が輝き出して生き生きしていくのを見るととても嬉しく感じます。座右の銘が"軽やかに美しく"なのですが、自分の中にしっかりと軸があってしなやかで、見た目の美しさではなく内面の美しさを大切にしたいと思っています。何か新しいことを始めるときは、「美しいと思えるからやろう!」と決断して進んでいきたいです。